回転寿司って、もう今や「回転」寿司じゃないよね。
コンベアの上を流れる寿司って少なくて、注文する寿司屋さんになってる。
昔は、店の中に寿司職人さんがいて、寿司を握る。握った寿司を、厨房を取り巻くように設置されたコンベア(レーン)の上に乗せる。そのコンベアが寿司を回してきて、客が食べたい寿司をとる。
これが回転寿司でしたが、今では、チェーン店系の回転寿司屋は様子が違う。
店内はコンベアと席(テーブル、あるいはカウンター)があり、奥の厨房(工場といってもいいかも)から寿司が出てくる。
寿司はほとんど流れてなくて、注文がメイン。
注文した寿司が安く食べられるなんて、いい世の中になったもんです。
そして、回転寿司での注文は、ほぼ100%タッチパネルですよね。
スシロー、かっぱ寿司、はま寿司、くら寿司、魚べい・・・。
あのタッチパネル、こんなふうに改良してくれたらいいと思うんですけど、どうですか。
1.壁から離せる
魚べい(の一部の店舗)では、タッチパネルが外せて、手元まで持ってこれます。
いわば、タブレット端末を触っている感覚です。
テーブルに座ったひとりひとりがタッチパネルを触れる。
とても便利。
このタブレット型に慣れると、壁とか衝立(ついたて)にくっついたタッチパネルがめちゃくちゃ不便。
加えて、お年を召された方(わたしも含む)はタッチしても反応しないことがある。中腰でタッチパネルにいつまでも触っているのがとてもきつい。
でも、手元にタッチパネルがあればラクです。
2.持参した自分のスマホとかタブレットで注文
魚べいの取り外せるタブレットは、無線で注文したデータを飛ばしている(はず)。だとすれば、なんらかのネットワークのセッティングさえクリアすれば、自分のスマホで操作できる形にもできるんじゃないか。
そうすれば、タブレットを家族とかグループで取り合うこともない。
しかも、お店側にとっては客を自分の店に結び付けられますよ。
でも、デメリットもありそう。
家族で行ったとして、その家族全員が黙々と、自分のスマホで注文しているシーン。想像するとかなりさびしい。
ひとつのタブレットを取り合ってる方が、まだ健康的な風景のような気がします。
【追記】2021年1月
くら寿司で、自分のスマホから注文できるようになったらしい!
3.まとめて注文できる
寿司ひと皿ずつしか注文できない画面遷移。
はま寿司がそうでした。
あれ、不便です。めんどくさい。
我が家は子どもたちがバコバコ注文しますので。
複数のネタを選択し、まとめて注文みたいな画面遷移にしてほしいものです。
そんなユーザーエクスペリエンス。
でも、これもしかして、お店側にとってはわざと注文を速すぎないペースにするための仕掛けなのかなあ。まとめて注文すると、厨房の職人さんたち(あるいはロボットかも)が対応できないとか。
まあ、いくらでも客が気持ちよく寿司を楽しめる改良っていくらでもできそうですよね。
前に「モバイラーズ居酒屋」というご提案の記事を書きました。
結局はこの記事と同じことを書いてしまいました。
はま寿司は、ロボットのPepperが入店時の受け付けをやってましたよ。
いよいよひとの仕事がなくなっていく?