どんなに携帯電話の回線の質がよくても端末が悪ければ結果的にダメダメな電話だし、回線の質が悪くても端末が高性能であれば良いかというとそうでもない、という当たり前の話です。
1.楽天モバイル Rakuten UN-LIMITの功罪
まず、Rakuten UN-LIMITの評価です。
価格破壊は功罪の功です。
月額2,980円で、楽天エリア内であれば通信量の上限無しで使い放題。
(エリア外だと、au回線で月間5GBまで)
データ高速モードをオフにし回線速度を1Mbpsまで落としたら、エリア外でも使い放題です。
電話代も、Rakuten Linkという専用のアプリ(Android、iOSのどちらもあり)を使った通話・SMSであれば、これまた無料です。
こういった価格破壊を業界に送り込んだ楽天の功績は大です。
それがなければ、(たとえ総務大臣の叫びが無かったとしても)あれほどの価格設定のahamoもpovoも生まれなかったでしょう。
しかしながら、楽天エリアの質としては、エリアの広さはまだガマンする(待つ)にしても質は悪い。
建物の奥とか、地下とかは使い物にならない。(こちらに詳しく書かれてます。)
昔から指摘を受け続け改善される様子がみられない、楽天モバイル(楽天全般と言ってもいいかも)のサービスやサポートといったソフトの部分も、評価は低いまま。
どうにかしてほしいものです。
2.Rakuten Miniの低性能
わたしは割り切って、テザリング用途として楽天モバイルと付き合ってきました。
端末も、Rakuten Miniが安かったし。
しかし、「新しもの好き」が新しいものを使い始めたときの愉快さも、そこに少々のマイナス点があると、それが積み重なってしんどくなってしまう。
Rakuten Miniも、“最初は悪くない”と評価してたけど、端末の起動、アプリの起動などで時間がかかるのがしんどくなってきました。
ちょっと欲を出して、iPhoneに変えてみることにしました。
すると、なんとまあ、しんどいと感じていた楽天モバイルも、グンと評価が高くなったのです。
3.iPhoneに変えてみたら
端末の起動が速い。
そして、アプリの起動が速い。
通信性能が上昇するわけではないけれど、スマホの使用って、端末の性能+通信環境の質の両方が揃ってようやく快適な環境が得られるってことがわかります。
4.最後に
当たり前のことを自分で試してみて確認したってだけの記事でした。
厳密に言えば、この記事は、楽天モバイルの回線インフラを確認したのではなく、端末の機能差を確認しただけです。
(上のYouTubeの動画は、無料Wi-Fi環境下での比較結果です。)
でも、その後iPhone+楽天モバイルの環境をネット回線で使っていると、それまでのRakuten Mini+楽天モバイルとは段違いであることは間違いありません。
ということを付記しておきます。
ちなみに今回、楽天モバイルのeSIMをRakuten MiniからiPhoneに移した形です。
ネット上での申込みだけで、SIMの変更は無料だし、翌日には変更後のiPhoneで開通したし、で、これは便利です。
なかなか開通しない事態が発生しましたが、先達のブログ記事と楽天モバイルの公式Q&Aで対応できました。(その体験記を記事にするかも)