M-1グランプリ2022は、ゆったり楽しめたってことを書く

2022年のM-1グランプリ(以下、M-1)は、ゆったり楽しめました。

強いて言えば、審査員に不満が残りましたが。

 

 

 

「優勝してほしい」と思ったかどうか

これまでのM-1は、

 

自分が好きな演者が優勝してほしい、高得点を出してほしい

 

という気持ちを持って見ていました。

ですが今年は、

 

自分の好きな演者は、得点が高くても低くても、面白ければいい

 

という気持ちで楽しく観られました。

 

こんな変化には、いくつかの理由があると思います。

  • わたしがいい年をとった(50代)
  • 決勝進出者9組に、好きな演者がたくさんいた
  • 好きな演者のネタは当たり外れの差が大きいので本番で当たればそれだけで良しと期待した

などです。

 

これまで、好きな演者が優勝したというのは数少ない。

いい年をとったら、好きな漫才師が勝ったときにはうれしいが、負けたときにくやしがるのももったいない。

せっかくお笑いの番組なので、楽しく鑑賞したい、という経験が高まっていってます。

 

決勝進出9組(敗者復活組を除く)のうち、わたしの好きな演者は以下の5組。

好きな演者
さや香、男性ブランコ、ヨネダ2000、キュウ、ウエストランド

 

このうち、ヨネダ2000、キュウ、ウエストランドの3組は当たり外れの差が大きい。

わたしにとってはほぼいつも受けるのだが、観客に受けるかどうかに波がある。

だから、本番で受けてほしい、受けたなら得点はどうでもいい、と思えました。

もちろん上位にはいってほしい、という想いはないといえば嘘になるが、受けてほしいという想いの方が勝ってました。

結果、わたしにはどの組もいずれも面白かったし、観客にとってはキュウの笑いが少なかったように感じられました。

 

これだけ好きな演者が多ければ、誰が優勝してもいいや、ということも、安心して楽しめた番組だった理由です。

 

 

 

山田邦子

すでにたくさん叩かれたし、擁護もされているので、ここで素人が言うこともないのですが、触れないではいられません。

審査員で番組が面白くなくなることが過去にもありました。

今回もそうでした。

 

今回初めて審査員を務めた、山田邦子。

がっかりです。

理由は、一番目に出演したガキポスターと二番目に出演した真空ジェシカへの評価の差。

ガキポスターには84点を付け、真空ジェシカには95点を付けました。

この差は大きいです。

 

誰が何点をつけようといいんです。採点にルールはないし、「80〜99点までの間で付けるように」といったルール・レギュレーションがあるわけでもない。

ただ、最初に84点を付けたなら、その数字から大きくブレるような採点をしないでほしい。

なぜなら、数点の差で勝ち負けが決まるから。

 

山田邦子がもしいなかった(審査員にいなかった)とした場合も、結果的に順位に変動はなかったと擁護する意見は多かったようです。

テレビウオッチャーの堀井憲一郎氏もそのようにおっしゃっています。

 

が、結果に影響なかったから問題なし、ではない、とわたしは言いたい。

なにが問題か。

 

最初に山田邦子が84点を付けたとき、

おいおいおい。初めての審査員にやりがちなブレをこのあとしてくれるなよ。

とヒヤヒヤしながら観ることになる。

 

同じこと思った人が他にもいた。

そして2番めに95点を付けたとき、

ほらやっぱり。心配したとおりになった。カベポスター、かわいそうに。

という印象が残り、そのあとの演者のことが、受けとか笑い以前に点数でおかしなことにならないか、と心配するのだ。

あとから振り返って、ではなく、鑑賞途中にそんな余計な心配が生まれるのだ。

だから、大会の面白さが半減する。

今田耕司からコメントを求められてのおしゃべりも大したことなかった。

上沼恵美子と違い、漫才を長くやってたわけでもないし、ほんとにM-1がわかってんのかな、と。

そういう意味で、今回の山田邦子の審査員は失敗だった。

 

フィギュアスケートやジャンプみたいな、最高点と最低点を除いた点数を使えばいいと思った。

これ↓はわたしのツイートですが、他にも同じことをツイートしてる人、いた。

最高と最低を除くフィギュアスケートなどの採点方法は、審査員が自国の選手が有利になるように採点をするバイアスをのぞくため(のはず)だが、それをM-1の初心者審査員のブレをなくすのにも有効にはたらくと思う。

あるいは暴挙だが、最後の最後まで審査員の点数を発表しない、という手もあるかもしれない。

 

とにかく、来年は山田邦子の審査員はやめてほしい(と番組スタッフにお願いしたい)。

 

 

 

「漫才」じゃないもの

あと、今大会もまたまたまた「あれは漫才なのか?」との評価があった。

これはなんども言ってるが、M-1は漫才の大会ではない。

レギュレーションにもそういうのはない(はず)。

ヨネダ2000などがその疑問の対象になったわけだが、面白ければいいんじゃね?というのが、わたしの一貫した想いです。

 

2021年の大会、敗者復活戦で大爆笑したヨネダ2000。

今大会も爆発してた。

これからの活躍、期待してます。

 

 

 

 

あ、それと。

ウエストランドの河本太くん、忙しくなると思うけど、キャンプのYouTubeには出続けてね!

 

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