中3の子どもを持つ親御さんへ:偏差値より大事なことを今教えてあげてください

今まさに、高校受験真っ只中の季節ですね。

中3生、そして親御さんは頑張っておられると思います。

そんなわたしにも、中3の息子がいます。

そしてわたし自身、受験勉強を頑張った経験があり、今は採用や人事などの仕事をしています。

そんなわたしから、親御さんに向けてお送りするエールです。

 

1.偏差値より大事なもの

あなたが、お子さんをいい会社に入社させようとしているのなら、ぜひ聞いてほしい。

(「いい会社」ってなんだよ? というツッコミはあるかもしれませんが、ディテールは気にせず進めます。)

  • 偏差値より大事なものは、頑張るということ。
  • 今よりも少しでも上を目指そうとすること。
  • もし頂点を極めるくらいのレベルなら、より広く自分を高めようとすること。
  • 偏差値が40なら50を目指そうと頑張ること。
  • 偏差値が65なら70を目指そうとすること。
  • そしてそのような行動を、常に自然にする人間になること。

若い頃、特に中学生、高校生の頃にするべきは、そのような心身になることが大事、だと考えます。

2.頑張ることの意味

そんなバタ臭いこと、今さら何言ってんの?というのが多くの反応でしょうか。

頂点を極めた、そこで一安心、終わりと考えるなら、ほんとに終わり。
不合格だったら、「あーあ、もうおれはダメだ」とか考え、そこで力が出ない人間になったらそれこそ終わりです。

人生、ずっと勉強です。学び続けなければならない。わかりますよね、お父さんお母さん。

偏差値70の大学を卒業したって、その後の人生にやってくる困難すべてを乗り越えていけるとは限らない。

逆に偏差値が低い学校でも、大卒じゃなくても、目の前のハードル、困難な事態に正面からぶつかり、乗り越えよう、トライし続けようという態度、姿勢を持ち行動をとる人物の方がいい。価値がある。

3.わたしの自慢話

電磁波のエピソードです。

高校に入学した頃、わたしは大学に進学しようとは考えてませんでした。

親がいつもつぶやいていた
「役所の人の世話になってる」
「公務員は安定してる」

という言葉に、なんとなく公務員になるのかなあ、とぼんやりイメージしてただけでした。

高1の頃、優秀で、当時は偏差値が多分一番だった同級生から、

「電磁波くん、これやってみる?」

と、Z会の通信教育の英語の1回分をやらしてもらうことがありました。

中学の頃まで英語は成績がよかったので、そこそこの点数を取れる自信はありました。のぼせてました。

でも、結果は4点。5点満点ではなく、100点満点の4点・・・。

さすがZ会、俺なんかには歯が立たない、と表面上は繕うものの、内心ではプライドがズタズタでした。

でも、ここで終わらない人間でした。そんな人間に、わたしは育ててもらってました、両親に。

我が家に、塾に行かせてもらうお金はありませんでしたが、参考書は買ってもらえました。英語については「英文解釈教室」「英文標準問題精講」などで勉強しました。

 

 

 

結果、共通一次試験では、英語で200点満点で188点をとりました。

もう一つ得意だった数学も、得意じゃなかった他の教科も自分なりに勉強し、3年のときには模試で学年トップを獲得するまでにいけました。2回トップとったから、まぐれじゃなかったと思います。

J智大学ではA判定まで出ちゃいました。

わたしが優秀だったからではなく、両親がそのような心身に育ててくれたからだと思います。

4.合否に一喜一憂するな

志望校の試験の合否に一喜一憂するな。
そんな時間は一瞬で過ぎ去る。
その先の人生がもっと長い。

これからの人生を乗り越えていく高校生を、あなたは意識付けする役割があります。

合格した子どもを「うかれるな」と目覚めさせよ。
不合格だった子どもを「結果に一喜一憂するな。失敗から立ち上がる機会を得られた」

と子どもを励ましてください。

きれいごとなどと片付けないで。

親であるあなたたちが大事。

 

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