大規模な個人情報流出が発生:JTBの巻

JTBから、793万人分の個人情報が流出したと発表があったようです。

www.itmedia.co.jp

 

含まれていた個人情報は、「JTBホームページ」「るるぶトラベル」「JAPANiCAN」で予約した顧客か、またはJTBグループ内外のオンライン販売提携サイトでJTB商品を予約した顧客のもの。氏名や性別、生年月日、メールアドレス、住所、電話番号などのほか、パスポート番号とパスポート取得日も含まれていた。

とのことです。

 

1.大規模な流出

793万人分とは、かなり大規模ですね。

ベネッセの個人情報流出事件(ウィキペディアによると、最大3,504万件)という、インパクトが強すぎる事象があったので、たいしたことない、と感じる方もおられるでしょう。でも、すごい規模ですよ、793万人分とは。

日本の人口の6%を超える規模ですからね。100人に6人です!

しかも、パスポート情報では、現時点で有効な情報も含まれていたというのですから。

 

2.ベネッセとJTBの違い

大規模な個人情報流出であることには違いのない、JTBとベネッセです。

が、大きな違いがあります。

それは、流出した原因が、個人として防げるものかそうじゃなかったか、ということです。

ベネッセの場合は、情報にアクセスできる正規な権限を有する人物が悪意をもってやっちゃったこと。

JTBの場合は、

「ネット販売を手がけるグループ会社i.JTB(アイドットジェイティービー)のPCが、取引先を装ったメールの添付ファイルを開いたことでウイルスに感染。同月19~24日に、内部から外部への不信な通信が複数確認されたため、通信を遮断して調べたところ・・・

と、ウイルス感染をきっかけとしていること。

ウイルス感染そのものが原因かどうかまでは判明していないのかもしれないけど、もしかしたら、ウイルス感染を防いでいたら起きなかったかもしれないトラブルと言えます。

ウイルス感染を防ぐのは大事、ということです。

 

3.Macも他人事ではない

このブログは、Macのことを主に書いているので、Macをお使いの方が比較的多いのではないか、と予想しています。

そんな方々のなかで、「Macは安全」と思ってらっしゃる方がおられましたら、一言申し上げておきます。

 

Macといえど、安心じゃない

 

 

Macのヘビーユーザーだったらおわかりだと思います。誰も知らないMacユーザーだった時代はいい意味でも悪い意味でも終わりを告げ、今や多くのMacユーザーが存在する時代。

 

Macはシェアが低かったから狙うやつらが少ないだけであって、脅威は存在します。さらにいえば、Macのシェアはどんどん上昇しているので、脅威の度合いが増しているのです。

まだウイルス対策をとってないMacユーザーの皆様、今回のJTBのトラブルを機に、何がしかの対策をとられることを、強くおすすめします。

 

個人的には、ウイルスバスターに長年お世話になってますが、しっかり守ってもらっていて、トラブルは発生してません。Macに加え、Windowsパソコン(わたし以外の家族が使っているPC)も対象になっているので、助かってます。

(ウイルスバスターにはいくつかの種類があって、複数のパソコン、しかもMacもWindowsPCもOK、という製品をわたしは使ってます。)

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