「クラウドSIM」と聞くと、どんなときもWi-Fiの大規模トラブルがあったもんだから、尻込み あるいは 眉唾（まゆつば）的なものという印象が拭えないサービスです。
わたし自身も被害者のひとりですので、その印象があるのはすごく理解できます。
しかし、ZEUS WiFi と モンスターモバイルの２社を使う経験をしたことから、「クラウドSIMは、田舎で使うには最適のモバイルルーター製品だ」という確信にいたりました。
というわけで、今回契約したモンスターモバイルをご紹介したいと思います。
モンスターモバイルとは
株式会社NEXTが展開するモバイルルーターのサービスです。
クラウドSIMの方法を採用しています。
- 業界で最安
- 容量が不足すれば追加やプラン変更できる（ZEUSは増やすことはできず、契約を変える（一度解約し新規契約）という手間が発生）
- 円形のルーターのフォルム
などの特徴があります。
公式サイトのデザインは安っぽい（ごめんなさい）のですが、問題は感じてません。
最安のコスト
クラウドSIMの中でコストが安い、というのはいろいろなサイトで紹介されているので、説明はそちらに任せます。
（こちらのサイトの説明が詳しいです。いつも参考にしています）
わたしが力説したいのは、次項の「田舎での通信には強い」です。
田舎での通信に強いクラウドSIM
ここで説明するのは、クラウドSIM全体に通じる話です。
（モンスターモバイルじゃなきゃダメ、ということではありません。）
クラウドSIMは、「ドコモ・au・ソフトバンクの中で最も通信状態の良いものを自動選択して通信できる」というものです。
よく「人口カバー率 ９９％」といった表現、宣伝文句を目にしますよね。
あれって、人の住んでいる地域をカバーしている率であり、人の住んでいないエリアはカウントされていません。（つまり、日本の陸地の９９％ではつながる、という意味ではありません。）
これは、田舎に住んでいる人たちはよく知る事実です。
現に、わたしの生活するエリア（居住地、勤務先、通勤の移動範囲）では、人の住んでいないエリアを電車が通過するためか、ドコモがつながらない・auがつながらないというエリアが存在します。
そのエリアをほぼカバーするのがクラウドSIMです。
わたしの経験上、ZEUS WiFiと今回契約したモンスターモバイルしか確認はできておりませんが、両者ともカバーしております。
回線速度の測定した値（実測値）をご紹介します。
上のグラフは、わたしの生活する場所・通勤途中のいくつかの駅・勤務場所にて速度を測定した結果です。（単位はMbps）
これらのグラフでわかることは、ZEUS WiFiとモンスターモバイルがどの地点でも（高速といえるほどではないにしても）安定的につながっているということです。
BとFでは大手キャリアと言えるpovoが超低速な状態です。（D地点でpovoのデータがないのは、単に測定を忘れているだけです。測定したら追記します。すいません）
それとグラフにはありませんが、ドコモ回線のワイユーモバイルも、povoと似ています。多くの地点でよくつながる、高速なのですが、上記のうちの１つでつながらないに等しいデータです。
F地点とは、職場のわたしのデスクです。
一日で最も長く過ごす場所が、たとえ大手キャリアでも（MVNOでも）のろのろしかつながらないのでは、選択肢にははいりません。
やっぱ、クラウドSIMです。
クラウドSIMの２社、ZEUS WiFiとモンスターモバイルがどこでもつながるという事実を感じさせてくれています。
今後、別のクラウドSIMも試そうと思います
今のところ、ケータイはpovoと楽天モバイル、ポケットWiFiはモンスターモバイルを契約しています。
モンスターモバイル、端末が使いにくいんです。
以下の画像のとおり、円形というユニークなフォルムなのですが、携帯しづらく、また充電のためのケーブルも使い勝手が悪い。
そんなわけで、他のクラウドSIMも試そうと考えています。
候補は「AiR-WiFi」か「E-! WiFi」です。
「縛りなし」の契約にしてますので、解約金を気にせず、合うものを探そうかなと。
ま、楽天モバイルの回線の質が向上してくれば、悩むことはなくなるんですが。
