日本のトイレは何がすごいのか:設備と文化、東京五輪に向けて

日本のトイレが世界的に評価が高いのはみんな知ってるよね。

 

温水洗浄便座

言わずと知れた、温水洗浄便座。

 

一般的には「ウォシュレット」(TOTOの商標)として呼ばれていて有名ですね。

 

東京オリンピックにあわせ、操作パネルなどの表示を統一するという、業界が一緒になって取り組むプロジェクト。以下の記事で紹介されてます。

sumaiweb.jp

 

ただリンクを紹介するのも能がないので、わたしのこだわりを。

同サイトからの画像を借りて説明しますと、温水洗浄便座の水勢(おしりを洗ってくれる水の勢い)は適度なのがいい。当たり前です。

INAXパネル

でも、その水勢が、ボタンを押す前にわからない場合があります。ボタンを押してみないとどれくらいの勢いの水がおしりにやってくるのかわからない。おしりを傷めている人など、とても大事なことです。

上の図のこのパネルはわかりますよね。アナログ的だけど、ダイヤルそのものがその水勢を示していて安心感があります。

こういうこともちゃんとおさえておいてほしいですね。

 

トイレに対する文化、考え方

日本が、トイレに関して世界と圧倒的な差を持っているのは、これがあるからだと思います。

トイレを清掃すること、きれいに保つこと。それそのものが人の生きる道を示していること。

www.mag2.com

 

ダウンタウンの浜田雅功が通った高校は、厳しく過酷な生活を送らせることで有名ですが、その1つに「素手でトイレを掃除する」というのがありました。

NHKだったと思いますが、浜ちゃんの母校ということを知るずっと以前に、この高校のドキュメント映像を見た記憶がありますが、大声を出しながらみんなが一斉にトイレを掃除するシーンを紹介してました。

上記のリンク先の記事は、トイレの掃除を通して不良の高校やはぐれものたちを更生していく、とある人物の取り組みを紹介してます。

それは日本に限らず、世界に向けています。トイレ文化が最悪と言われる中国までも出かけていって、啓発しています。

 

 

いい設備であっても、それをどう使うのか、人の側の有り様がまずければ意味無し。

しかも、トイレをどう使うか、清掃を通じて学べるのか。そういう意味では、日本人にもまだ十分知らされていない、トイレの掃除が意味するもの。

設備だけではなく、こういった文化も、日本は世界に向けて発信していってほしい、そんなふうに思います。



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