先日、A8フェスティバルに行ってきたことを記事にしましたが、そこではアフィリエイトの初心者向けセミナーの受講もしました。
対象は、これからアフィリエイトを始めようとする人、もしくはまだ稼げていない人です。
わたしはブログ歴という意味では長くやってますが、アフィリエイト、マネタイズ(収益化)という点では初心者です。そんなわたしなので、アフィリエイトのための気構えを聞きたいということから受講することとしました。
わたしと同じような方々にも参考になると思い、聞いてきた講義内容をご紹介します。わたしの解釈や感想なども織り交ぜてます。
会場は写真撮影、録画は禁止でしたが、セミナー内容をわたしなりにメモしたことの再録はいいですよね。基本的なことですし、手品のタネあかしではないですからね。
1.現実的な目標を立てること
月100万円は誰でも欲しい。
でも、まずは1万円とか5万円とか。そういう現実的な目標を定めるのが大事ということ。
そりゃそうですよね。
初心者ですからすぐにガポガポ稼げるわけではない。
マラソンで「まずはあのカーブミラーまで」と同じですね。
2.基本の5ヵ条
アフィリエイトをするにあたって、基本の五カ条というのがあるそうです。
- バナー広告は、貼るだけではダメ
- 努力と忍耐が必要
- トライ&エラーを楽しむ(気持ちの余裕)
- メディア運営の自覚を持つ
- 途中で辞めない
まずはa。
バナー広告とは、こんな広告のことです。
この広告がクリックされ、商品などが購入されると、ブロガー、アフィリエイターに広告料が発生します。なので、広告を貼るということが基本になるのですが、それを単に貼っちゃダメ、ということです。
bについて。
ブログから収入を得ようとする場合、そのブログが人に読まれ、そこから購入が実現しないといけない。多くの人に読まれるためには、
- ブログが検索され、上位に表示される
- バズる
- 読者を持つ
・・・
といったことが必要になります。(バズる(一気に多くのアクセスを集める)は必須ではないですね。)
が、そのためには少々の記事数ではブログが評価されない。Google、Yahoo、Bingといった検索エンジンから評価されない。
評価されるには時間がかかる。短期間に収益を得ようとしてもむずかしい、結果が出るまで努力と忍耐を惜しんではいけない、ということですね。わたしも今、努力しているところです。
Cのトライアンドエラー。
- どんな記事を書けばブログに多くの人が来てくれるか
- 広告をどこに貼ればクリックしてもらえるか
- どうやったらGoogleからブログを評価してもらえるか
ブログから収益を出すためには、様々なトライが必要です。
すべてのブログに共通のセオリーがあるわけではない。トライし、その結果がどうだったかを検証する。トライの全てが結果を出すわけではない。エラーもある。試行錯誤を何度も繰り返す必要がある。
となると、それを楽しむくらいの気持ちを持つ必要があるというわけです。
3.メディア運営者の自覚
この項目については、メモ書きに専念していたからかあまり覚えていないのですが^^;
わたしなりに思うのは、たかがブログなのですが、立派なメディアのひとつです。それがおよぼす影響は、良いものもあれば悪いものもあるでしょう。新聞局やテレビ局などと同様、メディア発信者としての責任もあるという自覚が必要ということでしょう。
メディアポリシーや免責事項などをブログに書いておくのは必須ですね。
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4.途中であきらめない
努力と忍耐に通じますが、短期間で結果は出ないし、ブログで評価もされない。あきらめず、続けることが大前提ですね。
「継続は力なり」ということわざを英語にした場合、いろいろな表現があるでしょう。わたしが学生のときに学んだもので覚えているのは、
ポイント
To go on is to go up.
というもの。「go on」は続けること、「go up」は達成するということ。直訳すると「続けることが達成することにつながる」となるでしょうか。
逆の表現をすれば、続けなければ成果は出ない、ということでしょう。
5.成果発生と成果確定の2つのフェーズがある
アフィリエイトならではの話です。
先ほど説明したとおり、自分のブログに貼った広告から商品が購入されるとそこで広告料が発生してそれをもらえるというのがアフィリエイトの仕組みです。
このプロセスの中で、成果が発生する場面と成果が確定する場面にはタイムラグがあります。
たとえば、クレジットカードのカード発行をした方がいたとします。入会申請が完了した時点で成果発生。その後無事カードが発行されたら成果が確定。
ところが、審査に落ちちゃったので、その発行はされなかったとなると成果は生まれません。
成果発生は「収益が出る可能性のある現象が起きた、成果確定は「収益が決まった」。そういう、異なるフェーズがあるということです。
6.テーマを決める
ブログにテーマを決めることが重要という話。
たとえば
「iPhoneのケースを詳しく紹介するブログ」
「よりよいオークションでの手続」
「どのクレジットカードが一番お得かを徹底的に紹介する」
などなど。
ブログは日記や雑記的なものが多いですが、ブログ運営者が一般人であればそれだけで価値があるかというとそうでもないですよね。
となれば、テーマを定め、そのテーマを徹底的に詳しく、そして分かりやすく紹介する。
専門性がある、プロフェッショナルな記事。
“このサイトは●●に詳しい”と思わせる、それが理想とのことです。
逆にかせげていないブログは
- テーマが決まっていない
- オリジナリティがない
- 理解しにくい
だそうです。
7.紹介する商品選び
どんな商品を紹介するのか。
もちろん、ブログのテーマに合ったものというのが大前提。
そして、
- ネットで売れるもの
- 自分に興味があること
- 世間的に売れているもの
だそうです。
8.ターゲットを選定する
「テーマを決める」とほぼ同義ですが、ターゲットを決めること。
そしてそのターゲットは詳細に設定する。
たとえば、
- 20代後半〜30代の男性
- サラリーマン(サラリーパーソン)
- 営業職
- 「どうやったらスキルアップをはかれるのか」をいつも悩んでいる
など。具体的で詳細な設定。
「あまりに詳細に設定すると、ターゲット以外の人には無視されるのでは?」と不安になる方もいらっしゃるでしょうが、万人に無難な記事は誰にも響かない、ということのようです。
9.記事の書き方
記事の書き方。まずNGなのは、
日記、テーマに沿っていない、テキストだけ、広告だけ、売り感が出すぎている
とのこと。
このセミナーでわたしが一番知りたかったのは、「売り感」の程度でした。やっぱり売り感を出し過ぎたらダメなんだよなあ。
スタンダードな記事のスタイルは。
- タイトル:商品名、ターゲット、関連ワード、数字(数字はアイキャッチになるが含まれているのが望ましい
- 導入文
- 商品情報
- 使ってみた感想
- まとめ(勧める理由)
- アフィリエイトリンク
という構成だそうです。
また、ひとつの記事に1000文字は最低必要。そして、ブログ全体で100記事あたりからサイトが評価されていくとのこと。努力と忍耐ですね。
これが最後の、そして最大のポイントかもしれませんが、
ポイント
毎日更新
です。わたしが一番できていないことです^^;
アフィリエイトを学んでいて、聞く内容は、結局この本にいきつく、といつも思うのが、この本。今回の講座も、この本に書かれていることのおさらいだった感じです。
もうひとつはこれ。
アフィリエイトはあんまり考えてないけど、ブログを書くことそのものが好き、ガジェット好きな人も楽しめる、という本です。
この講座、年齢が高い人も少なからずいました。
「あのおじいちゃん、これからブログやるのかなそれともブログ歴は長かったりするのかな」
と感じられる人もいらっしゃいました。
アフィリエイトという言葉からは高齢のおじいちゃんというイメージは結びつきません。わたしみたいな若造がどうのこうの言うことじゃないですけど、あのおじいちゃんはどんなことを考えているのだろうか、どんな人物なのだろうか、ブログを書いているのか、これからブログを始めるのだろうか、実はガポガポ稼いでいる人物なんじゃないか等など、講義を受けたあと想像を巡らせました。
その「想像」こそも大事なんじゃないだろうか、と思いました。