はしだのりひこさんの死去で思い出す、茶碗の洗い方
はしだのりひこさん。笑点の山田くんではありません。

はしだのりひこさんがお亡くなりになりました。

アラフィフ以上の方々には懐かしい方です。

そして、残念な訃報です。

はしだのりひこさん。笑点の山田くんではありません。

はしだのりひこさんと聞いて思い出すのが、主夫というか、家事をやる夫という記憶です。

NHKだったと思います、テレビに出演し、家事をマスターしてる、と話しておられる姿でした。

たとえば、ご飯茶碗を洗うときは、まずは外側、底の方から洗い、そのあとお椀の内側を洗う。

ご飯粒がこびりついていたり、ふりかけなどがついている内側は汚れているため、そちら側を先に洗うとスポンジが汚れてしまう。汚れたスポンジで外側を洗うと・・・、という理屈です。

当時、わたしはまだ学生で、結婚もしてないし、男尊女卑のど田舎で生まれ育った感覚から抜け切れていなかったのか、はしださんの自慢げな様子に腹立たしさを覚えました。

 

男が家事のことを嬉しがってしゃべって、どうする!と。

 

でも今は、そうは思いません。

社会人になってひとり暮らしを始め、家事の大変さを思い知ります。

結婚し、子どもを授かり、家事をすることの大変さを感じます。

 

仕事で総務の立場を長く深く経験すると、仕事も私生活も男女関係なく、日々の生活で家事はやれる人がやるというのが当たり前であることを感じます。

茶碗の洗い方も、今では当たり前だし、その洗い方のセオリーを知らない家事専門家も見かけます。

 

確かはしだのりひこさんは、奥様の病気で家事をせざるをえなくなった大変な状況にあった。

それで家事をやらざるをえなくなったのですが、そういうことを知らなかったわたしは一方的に、無理解に反応した自分を恥ずかしく思いました。

 

佐々木常夫さんも、奥様やお子様のご病気に奮闘された方です。

仕事で成功を重ねながらも壮絶な生活を送る姿です。

 

 

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