メリークリスマスを否定していたわたしが「やっぱ必要やな」と思うようになった原点

日本ではなく外国から輸入した文化

もてないオレにとって,そんなもん要らん

などと、クリスマスを否定していた昔のわたし。

クリスマスの赤レンガ

でも、「やっぱ、クリスマスは必要な人には必要だな」と思い直すきっかけがあったことを思い出しました。

社会人になりたての頃、ラジオに投書された小学生の女の子からのはがき。バレンタインデーについての話です。

「学校にすごく素敵な先生がいます。みんなの人気者です。私の友だちはみんな先生とよくお話ししてます。『先生、大好き!』とか言ってる友だちもいます。うらやましいです。

私は恥ずかしがり屋なので、そんなことは言えないし、お話しすることさえもできません。

バレンタインデーは、誰でもプレゼントができるイベントです。私も、普段は先生にお話できないけど、チョコをプレゼントします。そのプレゼントができるだけで、私は先生を好きな気持ちを贈ることができてうれしいです。」

こんな内容のはがきでした。

アホな若者がうかれ騒ぐイベントとしか見えていなかったバレンタインデーも、この女の子にとっては、先生に対する恋心を表す貴重な機会。だったらバレンタインデーもアリかな。

クリスマスも、この女の子みたいな人たちにとっては貴重なイベントなのかも。

クリスマス、楽しみましょう。


クリスマスの三つのおくりもの 全3冊 (日本傑作絵本シリーズ) 林 明子 著/福音館書店

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