前回の記事でご紹介した「雪割り」。

雪割りを教えてくれたその人が、記事を投稿した翌日亡くなりました。

あまりの急な展開ですが、雪割りの、北海道の経験が想い出になっていきます。

 

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1.雪割りを教えてくれた人

 

わたしに雪割りを教えてくれた人は、義理のお姉さん。

妻のお姉さんです。

前回の記事ではあまり具体的なことを書くことを想定していなかったので、親戚というあいまいな表現にしました。

つまりは、わたしにとっての北海道というのは、妻の実家ということです。

 

身バレするのはいやなので、このブログにはわたしのことをあまり詳しく書きたくありません。

が、その後に起きた急展開が起きてしまい。

あまりに偶然な出来事に、この記事はある程度はっきり書かないと読んでる人もわかりづらいと思い、書くことにしました。

 

 

2.北海道が想い出になっていく

 

わたしにとっての北海道。

妻の実家ですから、北海道の想い出は妻との恋愛時代、そして結婚後も妻が大きいのは当たり前なのですが、彼女のお姉さんの想い出も少なくありません。

 

(1)タンクトップ1枚

 

妻との恋愛時代、彼女の自宅に初めてお邪魔したのは2月でした。

北海道の2月ですから、寒いです。

 

玄関には扉が2つあるのが北海道の家の普通。

その2つ目の扉を開けたときに中から登場したお義姉さん。

彼女はなんとタンクトップ1枚だけでした。

 

普通は氷を入れたワインクーラーに入れておくものですが、そこは北海道。地の利を活かして(笑)、外の雪で急冷。

 

さて、ビールで乾杯し、しばらくして「そうだ、スパークリングワイン忘れてた!」と数分後に取りに行ったら、中身がもう固まってる。

注いだその場から凍っていくというあの現象。

 

 

↑ こんな感じでしたよ。

北海道、恐るべし。

 

 

 

3.結婚のとき

 

フィアンセ(後の妻です)にプロポーズした時のことです。

承諾の回答がすぐに聞けると思ってました。

が、期待に反し、彼女は泣き出してしまった。

 

1ヵ月待ってもらってもいいかな?

 

この言葉を絞り出すことが、その時点の彼女には精一杯だったのでした。

 

当時、わたしは東京に住んでました。北海道の彼女とは遠距離恋愛。

ひんぱんにデートはできず、1ヵ月に1回でした。

なので、彼女のプロポーズへの答えは「次のデートまでに返事する」という意味でした。

 

幸い、翌月にはOKの返事をもらったのですが、彼女が返事を1ヵ月待ったのは、そのお義姉さんとの関係だったようです。

詳しくは教えてもらえませんが、なにがしか姉妹の仲はうまくいっておらず、その関係が落ち着かないと結婚を考えるまで意識がいかなかったようです。

 

その後も、妻とお義姉さんは、帰省のたびに口げんか(軽いものも含めて)してました。

 

そのお義姉さんは、まだ若いです。若いからこそ、ガンの進行が速かったのでしょう。身体は細いのですが、太くて短い人生でした。

 

 

 

4.北海道の家がなくなる

 

何か悪いことでもしたろうか。

妻の家には不幸が続きました。

 

 

家がなくなってしまいます。

わたしと結婚することで妻は家を出ました。結婚で家を出るということは、

「帰る場所はないと思え これから俺がお前の家」

 from 「関白宣言」by さだまさし

という現実ではありますが(男尊女卑といった批判はあるでしょうが)、そんな現実もいざやってくると悲しいものです。

 

妻の悲しい気持ち、いかばかりか。

 

 

 

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