CM論壇:とんこつラーメンがディスられてるぞー

わたしはCMが好きです。特にテレビコマーシャル。

 

大学時代、友だち(野郎ばかり2〜3人)がわたしの下宿の部屋に遊びにきて、おしゃべりしていたんだけど、テレビをみている間ずっとわたしが、コマーシャルの批評をしていて、友だちにあきれられた、ということがありました。

他人と比較して、わたしがこれほどコマーシャルのことを気にしている(この頃の関心の対象は、どちらかというと、嫌いなCMに文句ばかり言う感じです)人間だということは、自分ではあまり気づきませんでした。

冒頭のエピソードが初めてだったかも。

その後も、コマーシャルには興味を持ち続けています。

 

ビデオデッキ(ベータとかVHSとかのビデオテープを使う録画マシン)を持ってた時代は、好きなCMを録画して、編集したりもしてたなあ。

好きなCMが流れる時間帯を調べて、その時間帯にCMを録画して、好きなCMをまとめて1時間ほどの「作品」にして、それを会社の同僚たちを集めても上映会やって。女性社員の中には涙を流す人もいたっけなあ。(お涙ちょうだい的な作品があったんですよね、いくつか)

ビデオデッキ、ビデオテープをご存じない若い方々のために説明しときますと。

ハードディスクより前、ブルーレイでもDVDディスクよりも前の時代、ビデオテープというものにテレビやビデオカメラの動画を録画する時代がありました。ハードディスクと違い、物理的に録画する媒体が存在します。

1本のビデオテープに録画できるのは、3時間とか4時間とかが最大だったかな。

不便だと思うでしょう。そう、不便なのですが、地デジのコピー禁止(あるいは一定の回数の範囲内ならコピー可)のほうが不便でしょうがないですね。

さて、こんなわたしが最近気になるCM。

youtu.be

満島ひかりさんが出演する、資生堂の専科。
これにはいくつかバージョンがありますが、そのうち「わたしはトンコツ娘」と発言する作品です。

夏の私は、涙のトンコツ娘です

満島さんは、夏に汗ギトギトになる。

その様子を「とんこつ娘」と表現しているのですが、とんこつラーメンが大好きなわたしとしては気になってしまうのですよ。

汗ギトギトを、脂ギトギトのとんこつと表現するのはわからないでもないけど、なんか「とんこつ」が否定されている、ディスられている感じがするんですよね。

汗ギトギトをパーフェクトホイップシルキーで綺麗さっぱりにしてくれるCM。

わたしも汗ギトギトは嫌いなので、それをきれいにしてくれるパーフェクトホイップの存在はありがたいものですが、とんこつラーメンのギトギトはそれが魅力なのですよね。

だから、安易に「とんこつ」なんて表現しないでほしい、ということが気になっていることです。

専科 パーフェクトホイップシルキー 150ml

専科 パーフェクトホイップシルキー 150ml

タレントさんがテレビ番組で食レポするとき、

「とんこつなのに、さっぱりしてますね」

と、さっぱりじゃない食べ物をさっぱりしていると評価する(たたえる)ことが多いです。

女性はきっと、ギトギトな食べ物ってあまり好まないんですよね、きっと。
ダイエットとか脂肪とか、そんなのに結びつくのだろうし。
だから、ギトギトな食べ物と一般的には認識されていても、「意外とさっぱり」と評すると受けがいいのでしょう。

満島ひかりさんの「わたしはとんこつ娘」は、実は「ギトギトながら、実はさっぱりしてる」んでしょうかね。
そんなことないですよね、ギトギトを取り去るパーフェクトホイップのCMなのですからね。

パーフェクトホイップを使ってさっぱりしたあとは、何ラーメンになるのでしょう。
塩ラーメン、あるいは魚介から出しをとった醤油ラーメンでしょうか。

いや、ラーメンじゃないでしょうね。

冷やし中華? 冷製パスタ?

あ、いまだにたくさん、CMで気になる、言いたいことなどなどはあるので、これからそのカテゴリーの記事が増えるかもしれません。

よろしくです。



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