全国チェーン居酒屋で起きた2つの出来事に感じたこと

先日、居酒屋でひとりで飲んでいたときのことです。

Mac

前にも書いたとおり、わたしはひとりで飲むのが好きです。

全国規模のチェーンの居酒屋で、ひとりでも、また当日でも飲み放題が注文できるパターン。

そして、そこではほぼブログを書いたり、ブログのネタを探したり、調べたりといったことでパソコンを触っているのが常です。

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1.思いもかけないお通しの登場

その日もそうでした。

飲み放題で最初は生ビール、そしてつまみを2品注文し、生ビールが到着。

お通しの枝豆を皿に出しながらビール飲んでたら、店員のお兄さんが

あのー、よろしかったら、お通しを作ってみたんで、食べていただけませんか?

と話しかけてきて、枝豆とは違う小皿をテーブルに置いてくれました。

それは、これ ↓ です。

お通し
お兄さん試作のお通し

こういうこと、よくありますよね。

今度さあ、メニューに載せようと思うんだけど、食べてみてくれんか

などと、常連になってるお店から提供されることあります。

でも全国チェーンの居酒屋では、こんなことめったにありません

少なくとも、わたしは初めての経験でした。

店員に聞いてみると、今後自分が作ったお通しを出す課題が与えられ、そのためにトライしているといったことがあるわけでもなく、またお通しをつくることそのものがマニュアルに書いているわけでもないらしく。自分だけの発想でつくってみた模様。

その時点で、店員は彼1人だけでしたし。

肝心の味も、悪くはありませんでした。

濃い味付けが、この年にはしんどくなるお年頃、適度におさえた味付けがよかったですよ。

こんなこともあるんだなあ、と彼に感心しながら飲み進めてまして。

2.昔の店長

しばらくしたら、玄関から、そのお店ではなく、他のお店の店員らしき男性がやってきて、厨房の奥にはいっていった。

ヘルプ(そのお店の手伝い)に来たのか、あるいは逆に自分の店にスタッフを借りに来たのか、よくはわかりません。わたしはブログ書いてたし、声も様子もわかりません。

その男性は10〜20分したら店を出ていこうとしてました。が、わたしのテーブルのあたりに立ち止まり、わたしのテーブルの方向を見ているような感じが。パソコンの画面を見つめていたわたしは彼の様子がわかりませんでしたが、そんな感じでした。

おれの心の声:客のこと、じーっと見て、失礼な店員やな

と、若干気分が悪くなったときでした。その男性店員、

あのー、もしかして以前●●店によく来てくださってたお客さんじゃないですか

としゃべりかけてきた。

そう、たしかに●●店に今でもよく行ってる。店員の顔もなんとなく思い出した。

「わたし、●●店から異動になって、▲▲店にいるんですよ」

「ああ、そうなんですか。飲み放題でいつもたくさん飲んじゃってすいません」

「いやいや、大丈夫ですよ。▲▲店でも飲み放題やってるんで、ぜひ来てください」

「わかりました」

▲▲店とは、今飲んでいるそのお店のすぐ近くにある、同じチェーンの別の業態のお店。いつか行ってみたいと思ってて、次はそのお店にしようと計画していたのでした。

次に飲むときは行こう。

いや、以前から気になっていた▲▲店。せっかく声をかけていただいたし、顔も覚えてくれていて(飲み放題の元をとる「あのイヤな客」と覚えていただけかもしれませんが)、日を改めるのもなんかなあ、今行くことがタイミング的にもいい、と思い、行くことにしました。

ガラガラ~。

「あ、お客さん、早速?」

「そうです、すいません」

「あざーっす!」

すでに最初のお店で5〜6杯は生を飲んでましたけど、こりゃやっぱ飲み放題でしょ。

秋刀魚の刺身
秋刀魚の刺身

そこは魚のおいしいお店。飲み放題の条件の2品以上注文がお腹にはつらかったけど、おいしそうなものばかり。絞り込むのが難しいけど、とにかく決めて。

生3杯+3品は食べたかなあ。お腹パンパン。

生ビールは飲み放題であればふだんから7〜8杯は飲みますが、そのときはお腹パンパン。これが普通の人の「ビールはお腹がふくれるから」なんだろうなあ。

3.おもてなし

チェーン居酒屋でも、おもてなしはできる。

この連続したふたつの出来事から、そんなことを思いました。

思えばそのチェーンは、数ヵ月前だったか1年以上前だったか、飲み放題の料金を少し上げました。利益と労働力の確保の観点から、不採算店舗の閉店も進めているというニュースも出ていたので、店員に少しは余裕が出てきたのかな、と好意的にとらえました。

少ない小遣いでたくさんビール飲むには飲み放題がありがたいのだけど、店員の余裕とおもてなしにつながるなら致し方ないかな。

ネット通販の配送料についても改善が進んでいるとも報じられています。

サービスを受けるためには相応の負担が必要であること、でも、気持ちの持ちようと少しの行動力で、客は気持ちよくもてなすことができるんだ。

おもてなしとは何か、追求を続けるリッツ・カールトン、そして長野のタクシー会社の本です。

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