友人が訴えた、脳が疲れる病気って

友人と久しぶりに飲みましたよ。

体調を悪くしてると聞いてたので、飛行機乗って会いに行きました。

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体調が悪い、というのはいわゆるメンタルヘルス不全の類です。

うつとか自律神経失調症とか、そんな感じ。はっきりとした病名は聞いてません。

 

休職とかではなく、短時間勤務してるってことしか聞いてなかったので、病気は重くはないだろうとは思ってました。

でも、転職、妻との仲、家族のことなど彼は波乱万丈の人生を送っていて、そのたびに強い意志で乗り越えてきた人物だったから、「あいつが病むってことは相当なことがあったのでは?」と、心配しての再会でした。

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彼のフェイスを見ての最初の感想は、予想どおり、さほど悪くはなさそう、って。

波乱万丈の彼には、深刻な病気になりそうなきっかけや要因はたくさんある。

そのひとつでもわたしの身に起きたとしたら病んでしまう可能性大と言える。

病む原因を聞くと、会話のキャッチボールができない職場にいること(キャラクターが違う同僚たちばかりらしい)、本来担当している仕事とは違う仕事をせざるをえない状況になったこと、それが一時的に集中したことで、“脳が疲れた”とのことでした。

「ココロの風邪」とも言われるメンタル不全。

それは「脳の一時的な病気」とも言われます。

  • 心の病気と言いながら、心を統御しているのは結局は脳。
  • 心の不具合は結局は脳。
  • 心というのは見えないもの。でも見えるものとしては結局は脳。

一方で、ココロの風邪とかココロの病気という場合の「ココロ」は、脳とは違うところにある、と言う人もいます。

解剖学者の三木成夫氏もそのひとりでしょう。

 

三木氏のことを紹介する本で読んだだけの情報ですが、ココロは内臓にある的なことをおっしゃってたらしいですね。

 

随分と端折っていて、乱暴な言い方ではありますが。

NHKでも昔、移植手術を受けた女性が、食べ物の好みが変わったなど昔とは違う人物になった。調べたら、移植した内臓の持ち主であった男性の思考や趣味などとそっくりだった、というような番組だったと記憶してます。

 

横道にそれましたが、脳が疲れたら、休めばいい。

悩む必要はない。脳を使いすぎて疲れたのだから、余計なことに気を遣わず、休めばいい。

心療内科・精神科を受診し、処方されたクスリを飲んで体調が回復するまでゆっくりすることだ。

唯一心配だったのは、彼が大きな決断をしたということ。

それは「脳が疲れる」病気にかかったから、ということではなく、以前からかかえていた問題だったのだが、今このときに決心するのは大丈夫か、ということ。

人生の転機となる大きな決断は、できれば回復したときまで待っていてもいいのではないか、と。

その決断を実行するのは来年だとのこと。それまでには病気から回復しているだろうから、またあらためて考えればいいと思う。

ちなみにわたしは、自立神経失調症で仕事を休んでいるとき、家を建てるという決心をしました。結果的には成功だったけど、会社の先輩で今では臨床心理士をしている方からは「元気になってから決断してもいいんじゃないか」「病んでいる今、大きな決断をしなくてもいいのでは」ということでした。

 

うん、やっぱりその方がいい。

元気になったらまた会おう。

いや、元気になる前でも会おう。

 



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