今年閉園のスペースワールドへの提案:有終の美を飾ってほしいから(ネタバレあり)

【初稿】2017年05月08日

【更新】2018年04月20日

 

連休明け、みなさんいかがお過ごしですか。

わたしはほぼカレンダーどおりの休みだったものの出勤日もはさんだりしたので、五月病にかかりそうな気配もなく月曜日を迎えることができました。

スペースワールド

先日ご紹介したバーベキュー以外イベントらしいイベントが無い予定だったのですが、子どもの部活が休みになったので、急きょ

  • どっかに行こう!
  • どこ行こうか?
  • 今年閉園だから、スペースワールド行こうか? そうしよう!

って感じで、家族でスペースワールド(以下、スペワ)に遊びに行きました。

今年で閉園するスペワですが、ユニークなテレビコマーシャルが話題を集めたことも奏功したのか、「お客さん、多いな」と感じました。

 

オフィシャル動画はなくなったみたいなので、まとめたYouTubeを引用しました。

 

0.楽しかったよ

今回で2回目でしたが、前回より楽しく過ごしました。

ツボ押しコースターは、アイデア勝ちだなあ、というものです。ゴムの突起がついたジャケットを着て、ジェットコースターに乗って、スリルと“快感”を味わうという・・・。

イベント&ニュース ★☆★春の注目アトラクション★☆★

(リンク切れです)

 

ジェットコースターで事故が起きたり、魚を氷漬けにしたスケートリンクが批判を集めて中止になるなどありました。

入園者減少、賃貸借交渉の不調など、いろんな事情で決まったのであろう閉園でしょう。部外者には知るすべもありませんが。

スペースワールド17年末閉園 「経営難が理由でない」 :日本経済新聞

もっと続いたらいいのになあ、と思いましたが、今さら決断をくつがえすのは難しいでしょう。

それでも、閉園までの約8ヵ月間。

「有終の美を飾ってほしい」と思うから、「またスペワ復活したらいいのに!」と多くの人が思ってほしいから、愛をこめて今回感じたことをスペワに送ろうと思います。

1.トイレに手を抜かない

コスト削減なのでしょう。

各所に「お金削ってるなあ」と感じました。

トイレの温水洗浄便座、一般的にはウォシュレットと言った方がわかりやすいでしょう。

TOTO ウォシュレット

トイレがサブテーマでもあるこのブログ、私管理人はトイレにこだわりがあるんです。

でも、こだわりがなくても、一般のひとたちにとっても必要なことだと思うんです、トイレ。

残念だったのは、便座は温水洗浄便座なのに、洗浄機能がなくなっていた、あるいは故障していたトイレがあったことです。

わたしの経験では、故障の場合は、コンセントを抜いて差しなおせば動作することがあります。

なのでやってみました。が、ダメでした。

ということは、意図的に洗浄機能を外した設定にしているのであろう、と思われました。

別のトイレでは、いかにもここに、洗浄や乾燥などの操作をするパネルが設置されていたんだろうなあ、という場所に、パネルが外された跡があったことです。

そのパネルを外すことで、電気の消費を少なくすることができるんだろうと思います。あるいはメンテナンスのための負荷(手間、費用)を削減する効果があるのだろうと想像します。

しかしながら、洗浄を求めている人は少なくないと思います。

トイレが貧弱なだけで、その場所に悪い印象を残す人もいると思います。

削られるコストはわずかだと思います。

ささいなコストでしょうが、お客様の満足はしっかり得られると思います。

ぜひ、温水洗浄便座の動作をするよう、設定し直していただきたいです。

2.SDカードの工夫

アドベンチャークルーズという、水がパシャっとかかってしまうジェットコースターみたいなアトラクションがあります。

 

ツインマーキュリー アドベンチャークルーズ | 福岡県北九州市のテーマパーク『スペースワールド』

(リンク切れです)

 

これ、乗り物がゴールするあたりでスタッフが写真を撮影し、その写真をプリントしたり、キーホルダーにしてくれたりするのがあります。夢の国にもありますよね。

写真を撮影→その画像をディスプレイに表示する というのを素早く行うために、スタッフがカメラマンからSDカードを回収し、新たなSDカードを渡す、というのを、2組毎ほどひんぱんにやっています。

下の写真、黄色で示したところにディスプレイがあるのがわかります。

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このディスプレイに撮影した写真を表示させるために、カメラマンからスタッフがひんぱんにSDカード回収し、替えのSDカードを持っていくのです。

アドベンチャークルーズ以外にも、いくつかのアトラクションで同じような販売をしてました。

スタッフが懸命に行ったり来たりする場面、夢の国では見ません。

なので余計に、あー、スペースワールド、頑張ってるなあ、と涙なしでは見られないのですが。

これ、SDカードをFlashAirみたいなものにして、無線でパソコンに飛ばせば、スタッフの行き来が不要になると思うんです。

撮影したらすぐに写真をクラウドやパソコンに保存する設定にしておけば、SDカードを持って行ったり来たりするスタッフの仕事が軽減され、他の仕事に労力を振り分けることができると思うんですよね。

スタッフの業務負荷とFlashAirのコスト、てんびんにかけたら後者のほうがずっと安いし、しかもスマートだと思うんですよね。

どうですか、カイゼン。

3.ネタ、マテリアルを更新

ネタばらしになってしまうかもしれないですけど、このブログ記事を読んでも読まなくても、お客さんがスペワに行く行かないに影響はしないと思うので、ネタばらしします。

(1)宇宙博物館

宇宙博物館という施設があります。

月着陸など、人類の宇宙開発の歴史を、実際の資料をもとに学ぶことができます。

ここには、入口のあたりにガチャガチャがあり、そこにはいっている用紙を使って謎解きする、というお楽しみがあります。

これがなかなかの出来で、大人も頭を使いながら、建物自体にも仕込みがしてあったりして楽しめるんです。

が、この謎解きのネタ、前回(2016年)に行ったときと変わってなかったんです。

ガチャガチャも、わたしたちが200円でゲットしたあとは空っぽ。

買う前も、こんな感じでした。

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(2)4Dヴィジョン ポップステラ

3D+アルファの4Dで映像を観せてくれるアトラクションが「ポップステラ」です。

今回の映像のネタはこちらでした。

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「おー、ナレーションは斎藤工なんだな、やるやん!」と思ってました。

わたしははいらず子どもたちだけが観てきたのですが、「去年と同じやった」って。

そう、映像が去年のものと同じだったらしいのです。

これでは、がっかりです。

もしかしたら、いくつかの作品を順番に使い回ししていて、たまたま前回と同じものになってしまった、ということも考えられなくもないです。

偶然だったにしても悲しすぎます。

宇宙博物館にしても、ポップステラにしても、こういうマテリアルっていうのでしょうか、こういうのは手を抜かずに変えていかなきゃ、でしょ。コストがかかっても。

そうじゃなきゃ、リピーターを失います。

厳しい言葉になりますが、もうリピーターを作っても一緒かもしれません。

こんな状態だったからこその閉園なのかもしれません。

変えましょうよ。

繰り返しますけど、愛を感じたからこその苦言です。

なくなってしまうのが惜しくなるくらい、ラストスパートを頑張って欲しい。

 



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